
はじめに:秋の社員旅行は、貸切バス争奪戦なのか?
京都にお住まい、またはお勤めの企業様にとって、秋の社員旅行は季節の魅力を存分に楽しめる絶好の機会です。
しかし、秋の京都は、全国屈指の超繁忙期。
JRなどを使った一般的な個人旅行はもちろんですが、貸切バスを利用した団体の場合も超繁忙期。
特に平日は修学旅行や遠足、そして土日は団体旅行が重なり、「貸切バスが取れない」「道が渋滞する」といった課題が常に付きまといます。
「秋の社員旅行はやめておいた方がよい?」「それでもこの時期しか行ける時がない!」、
「いやいや、それでも秋の良い時期に社員旅行をして親睦を深めておきたい!」…という会社経営者・幹事様もいらっしゃるはずです。
そこで、この問題を少しでも解決に近づけ、快適で満足度の高い日帰り旅行を実現する貸切バスの活用術をご紹介します。
京都発着の利点を最大限に活かし、移動から楽しむ社員旅行を企画しましょう!
1. 【繁忙期を勝ち抜く】貸切バス「予約最優先」の社員旅行企画術
秋の貸切バスは、旅行の成否を分ける重要な交通手段です。
学校団体による利用が多く、平日も予約が埋まってしまうため、貸切バスの確保が非常に難しい時期でもあります。
1-1. 他の団体旅行との競合を避ける「日程調整」の鉄則

- 土日祝日を避ける勇気を持つ:
修学旅行や遠足は平日(特に木曜日・金曜日)、一般的な団体旅行は土日祝日を希望しがちです。
また、乗務員の休日確保も必要なため、なかなか空いている日程を探すのに苦労する時期です。
思い切って平日の月曜日〜水曜日も候補に入れることで、予約の成功率が上がります。 - 複数の日程で調整してみる:
希望の日程の前後の週も候補に入れ、まず貸切バスを確保することを優先に、日程を柔軟に決める方法も工夫の一つです。
希望の日程で空いていなければ、別の日程で検討も考慮に入れていきましょう。 - 最初の問い合わせは3~4か月前に:
早ければその分、まだ埋まっていない日程もありますが、バス会社の台帳が受け入れ前の場合もあります。
参加される社員の予定も確認しつつ、いくつか日程の候補を用意した上で、
4か月前くらいにまずは第一候補の日程で問い合わせしてみると、良いでしょう。
(※それでも予約で既に埋まってしまうこともあります。)
1-2. バスの空き時間交渉と工夫「行程・時間調整」の鉄則

行程・時間の柔軟性を持つ:
「多少出発時間を遅らせても良い」「帰着時間が多少前後しても構わない」「帰りは電車利用にするから行きとランチ会場まででOK」など、
バス会社の運行可能なスケジュールに合わせて柔軟に行程を調整することで、貸切バスの確保がしやすくなることがあります。
バス会社側も、無理のない運行計画を優先するため、この柔軟性は大きなメリットとなります。
1-3. 京都発着だからこその効率的なルート設計

- 煩雑な「集合・解散」をゼロに:
貸切バスなら、京都府内の任意の場所(会社や主要駅など)から直接出発・帰着できます。
これは、全参加者が公共交通機関で集合場所に移動する手間と時間を削減できる、
地元発着ならではの最大のメリットです。 - 時間を「移動」ではなく「観光」に:
混雑する京都の街中を歩かず、普段の生活風景の中から京都の街中を車窓見学しながら移動でき、
ちょっとした「京都観光気分」を味わうことができます。 - 小回りの利く中型バス・マイクロバスの検討:
主要な観光地周辺の細い道や、駐車場が混雑するエリアをスムーズに移動するために、
敢えて大型バスではない選択肢を検討することも有効な戦略です。
場所によっては大型バスでは通れない道があり、状況によっては大型バス1台での運行をマイクロバス2台にすることもあります。
(ただし台数が増えると確保がその分しづらくなるので、本当に必要な場合に限ります。)
最近のバス車両は進化しているので、マイクロバスでも快適に乗ることができますよ。
2. 貸切バスだから叶う!秋の社員旅行で楽しむ☆日帰りアクティビティ提案
貸切バスを利用すれば、公共交通機関ではアクセスしにくい郊外の魅力的なスポットも日帰りで満喫できます。
2-1. 社員旅行で旬を味わう「果物・味覚狩り」プラン

チームビルディングにも最適なアクティビティとして、貸切バスの機動力を活かし、
日帰り可能な滋賀・大阪・兵庫などの近隣エリアへ足を延ばし、秋の味覚を堪能しましょう。
| 季節の味覚 | おすすめの時期 | 魅力とポイント |
| ぶどう狩り | 9月上旬~10月上旬 | 休憩を兼ねたリフレッシュに最適。 |
| 栗拾い | 9月下旬~10月下旬 | チームで協力して楽しめる。 |
| さつまいも掘り | 9月~11月 | 土に触れてリフレッシュ。 軍手などがあれば手軽に参加でき、お子様連れの社員旅行でも楽しめる。 |
| 黒豆枝豆狩り | 10月上旬~10月下旬 | ひと味違う枝豆、丹波黒大豆。期間が短いため、人数調整もしやすい少人数での社員旅行だと催行しやすい。 |
| みかん狩り | 10月下旬~12月 | 長期間楽しめるため、日程調整しやすい。 |
※作物の生育状況により、時期は前後することがあります。
早めの段階で一度問い合わせておくと計画が立てやすくなります。
2-2. 貸切バス専用!社員旅行で紅葉を独占する行き先へ

観光客でごった返す京都中心部の紅葉だけでなく、バス移動の快適性を活かした穴場スポットを組み込みましょう。
- 郊外の穴場寺院巡り:
京都市内から少し離れた亀岡エリアや綾部エリアなど、バスでないとアクセスしにくい場所は比較的空いており、
静かに紅葉を楽しめます。
そういったちょっと近場の隠れた穴場へ社員旅行で行くのも特別感があって良いと思いますよ。
[行き先例]
丹波亀山城趾(京都府亀岡市)、鍬山神社(京都府亀岡市)、大本神苑(京都府綾部市)、
龍穏寺(京都府南丹市)、高蔵寺(兵庫県丹波篠山市)、大仙日本庭園(大阪府堺市)など。 - 移動中に「紅葉ドライブ」:
貸切バスの見積りの際に相談し、事前に紅葉の名所を通る景色の良いルートを選んでもらうようお願いすることで、
移動時間も観光の一部になります。
(※距離が延びると通常のルートで走行するよりも料金が変わる場合があります。)
3. 快適な社員旅行のための「服装・持ち物」チェックリスト
秋の日帰り社員旅行は、一日の寒暖差が激しいのが特徴です。
貸切バスでの移動を最大限に快適にするための準備をしましょう。
3-1. 秋の社員旅行の服装の基本は「重ね着(レイヤード)」で調整

- 基本の服装:
脱ぎ着しやすい上着(カーディガンや薄手のダウンなど)が必須です。
バス車内は冷房・暖房で調整可能ですが、到着地の気温に合わせてすぐ調整できるようにしましょう。 - 朝晩・日中の気温差対策:
早朝の出発時や夕方の帰着時は冷え込みます。
薄手のストールやマフラーなど、首元を温めるアイテムがあると安心です。 - 足元はスニーカーで:
紅葉スポットは石畳や階段が多い場所もあるため、歩きやすいスニーカーが鉄則です。 - 日中暖かくても大丈夫:
「日中は思ったより暖かいから上着が邪魔だな…」と感じたら、
観光中は貸切バスの座席の上に置いておくこともできるので、安心です。
ただし「車内に置いてきたけど、やっぱり必要だった!」とならないよう、
自己責任でご注意を…笑
3-2. バス車内を快適にする「持ち物」

- 酔い止め薬:
貸切バスとはいえ、山道を通るコースの場合は必須です。
普段酔わない人もレクリエーションをしているうちに…必要になることも。
幹事様で会社の経費から用意しておくと良いでしょう。 - フリース素材のひざ掛け:
車内でリラックスして過ごしたい方、冷え性の方におすすめです。
大判ストールや上着で代用することもできます。 - スマホ充電器・モバイルバッテリー:
移動中に充電しておけば、観光地での写真撮影も安心です。
車両タイプによってはコンセントに限りがあるので、
コンセントがなくても充電できるとより安心です。
4. まとめ:京都からの貸切バスで「移動から楽しむ」社員旅行へ
京都発着の日帰り社員旅行において、貸切バスは単なる移動手段ではありません。
それは、日常の業務に強化したコミュニケーションを活かすため、
参加される社員同士の親睦を深める時間・空間でもあります。
貸切バスの快適さを最大限に活かした「京都から出発して近隣の秋を楽しむ」社員旅行をぜひ実現してくださいね。
日程調整・空き状況、行き先などのご相談は、お気軽にお問い合わせください。